エゴイスト・ストーリー

異業種交流会とやらに潜入してきた時に出会った意識高い系大学生の話

枝井です。

僕の友人に自由な起業家を目指してる男がいます。
(ネットビジネスではありませんが)

そんな彼が先日、異業種交流会なるパーティーに参加するらしく

「一人じゃ心細いっちゃけど」

などと言われてノコノコと着いていきました。

と言っても大ホールを貸切るような大掛かりなものではなく、バーを一軒貸切って行う程度の小規模パーティーです。

年齢層も若目で、参加者の大半が20代前半で、一番上が40代半ばのジェントルメンって感じでした。

パリッとしたスーツにお洒落なメガネの男性達と、シュッとしたドレスにハキハキとした表情の女性達が、スパイの暗号のように難解なビジネス用語で楽しそうに会話してました。

そんな中、UNIQLOのXLサイズのダボダボシャツに9分丈スキニー、オールデンのタッセルローファーという舐めた恰好の僕は完全アウェーでした。

唯一の救いは手元が寂しかったので、何となく付けていった40万くらいのタグホイヤーカレラのみです。

僕の友人も

「うわ、こいつ無駄に決めてやがる、、、笑」

って感じでビッチリと髪を整え綺麗なスーツを身にまとい、積極的に彼らの輪に入ろうと頑張っています。

一方、僕は特にやることもないので

「ふむふむ、このチキン南蛮は中々ウメーじゃねーか(謎の上から目線)」

などと料理に舌鼓を打っていました。

しばらくすると彼が僕の元に1人の青年を連れてきました。

大学生ぐらいの年齢と思いますが、綺麗にスーツを着こなした爽やかで礼儀正しい青年です。

第一印象で

「こいつ女子にモテるだろうな」

って感じで菅田将暉くん似の今風イケメンです。

話を聞くと彼もネットビジネスをやっていて、人脈を広めるために度々こういうパーティーに参加してるとのこと。

と言っても、このような異業種交流会ではネットビジネスをやってる人に会えることは稀らしく

「やっと巡り会えた!」

と目を輝かせていました。

ただ、僕の姿を一目見た瞬間から彼の目の輝きが失われていくことは、裸眼の視力が0.1にも満たない僕でも分かりました(笑)

そりゃあそうでしょう。

だって目の前にいるのはどう見ても場違いな男なんですもん。

みんながビシッとスーツでキメている最中、友達と飲みに行くような服装でモグモグとグラタンを貪ってる男です。

僕が出来る事と言えば

「頼む!せめてワシの左手首を見てくれ!」

と祈るだけです。

でもそんな祈りもどこ吹く風。

彼「どういうネットビジネスやってるんですか?」
僕「主にアフィリエイトをやってます」

彼「そうなんですか!僕も同じです!○○さん(有名な人らしい)の教材買って実践してます」
僕「ほほーう、同業者は珍しいですね」

彼「どのぐらいやってるんですか?」
僕「独立して7年目です」

彼「え!?」

彼は僕が独立して7年目と聞いて目玉が飛び出すほど驚いてました。

意外だったのかもしれません。

さらに話してる中で、僕のライフスタイルや稼いでる額を聞く度、彼の目に輝きが戻っていくのがわかりました。

中々に現金な青年です(笑)

僕への第一印象と実際の中身の「まちがいさがし」をするかの如く、しばらくジロジロと全身を観察されました。

それはさておき、彼の中でネットビジネスで稼いでいる人の印象は、みんなスーツでスタイリッシュで横文字を使い倒す人だったみたいです。

・マックのノートパソコン持ってスタバで仕事してたり

・教壇に立ち数百人の前でセミナーを開いていたり

・タワーマンションの一室で夜な夜なパーティーを開いていたり

そんなコッテコテな絵に描いたようなビジネスマンが成功者だと思ってたんだとか。

一方、目の前の男はスタバどころか家でもまともに仕事してません。

スーツも着ないし、ビジネス用語もまともに使いません。

教壇に立って数百人の前でトークすることもなく、「夏休みの大学生」のように日々、遊び呆けてるろくでもない大人です。

それは彼にとって軽いカルチャーショックだったらしく

「同じ仕事でもこんなに違うんですね」

と仰天していました。

同時に彼は、僕の話を聞くうちにポツリとこんなことを漏らしました。

「ああ、早く家に帰ってブログもメルマガも全部直したい、、、」

彼はこの1年間ほど師匠の教えを忠実に守り活動してきたのですが、今やってることが『なりたい自分になる道』じゃないと感じたようです。

・スーツが着たかったわけではなく

・意識高い系なビジネス用語を覚えたかったわけでなく

・スタバでパソコンを広げたかったわけではなく

・教壇の前でマイク持ってセミナーしたかったわけではなく

自分は自由になりたかったんだ。

就職せずに子供のままでいたかったんだ。

それが『なりたい自分』だったんだ。

と、感じたんだそうな。

正直言うと、このようなことを言われるのは珍しくありません。

僕と初めて出会った人には高確率で、鳩が豆鉄砲を食らったような目で同じことを言われます。

実際、僕のやり方と彼のやり方はかなり違いました。

「同じようにアフィリエイトを目的にメディア運営してるのにこんなにもやり方や意識が違うかね」

というぐらい180度違いました。

それもあって彼は

「今やってることをリセットして、ちゃんと目標に向かったことをやりたい」

と考え方を変えるに至ったようです。

ネットビジネスで収入を得る方法は1つじゃありません。

方法は無数に存在しています。

でも全ての方法が自由に繋がってるわけではありません。
(というよりほとんどが自由には繋がってません)

残酷なようですが、彼は「時間」と「お金」の投資先を間違えた結果になったということです。

彼がやるべきことは、こんなパーティーに参加するために「お金」や「時間」を消費することではありません。

ネット上でお金を生み出す仕組みを構築する為の知識やスキルを得るためお金を使うべきでした。

同時に彼は、彼と人生の目的が違う人の言うことに耳を傾けるべきではありませんでした。

人生の目的が違う人の教えを実践していれば、辿り着く目的地が望み通りにならないのは必然です。

繰り返しますがビジネスで稼ぐ方法はいくらでもあります。

月100万円以上稼いでる人もゴロゴロいます。

中には月500万、1000万円以上稼ぐような人もたくさんいます。

そんな数ある『稼ぐ方法』の中からあなたが求める答えを見つけ出す方法は簡単です。

彼らのライフスタイルを見ればいいのです。

彼らに対して憧れを抱けるか、自分もこんな生き方がしたいと思えるかどうかを見ればいいのです。

そこを見ないで、稼いだ金額だけ見て真似しても幸せにはなれません。

だってあなたが望んだゴールに繋がってないですもん。

彼のように途中で気づいて軌道修正することになれば今までに使った

「時間」

「資金」

「労力」

これらのリソースを全てドブに捨てることになります。

彼の場合は1年程度の時間の損失で済みましたが、これが2年・3年となると悲惨です。
(1年の損失でも相当エグいもんがありますが、、、)

修正しなきゃいけない箇所は失った年数分だけ多くなります。

だから、方向性を見間違わないことは超重要なんです。

僕はあなたに「お小遣い稼ぎ」で満足して欲しいとは思ってないし、まして、重労働で生活を支えることをして欲しいとも思ってません。

「取りたい選択肢を自由に選べる人生」

「誰の干渉も受けない自己中心的な人生」

こういうのを手に入れてもらいたいんですね。

このブログのコンセプトである「エゴイストライフ」と呼んでるやつです。

まさに『永遠に続く大学生の夏休み』と言っていいかもしれません。

もし、あなたがエゴイストライフを目指してないのであれば、僕が教えることは参考にならないどころか害悪になるので、今すぐこのブログからは離脱した方がいいです。

目的に沿った知識だけ取り入れましょう。

そして目的に合わない知識は『取り入れない』ということも学びましょう。

繰り返しますが目的に見合わない知識、やり方はあなたの成功の妨げになり、害悪ですらあります。

勉強熱心なのは美徳のようにも思えますが

・『学ばない』

・『取り入れない』

という選択をすることにより、結果的に成功に近づくケースもあるというわけですね。

世の中には美味そうに聞こえる話がゴロゴロ転がってますが、それらを鵜呑みにせず、行動しない勇気も時には必要です。

 

PS.

どんな努力も無駄にならないという論調があります。

「やらないよりやった方がいい」

という事を言う人もいます。

それは確かに一理ある面もあるのですが、力の入れ所を間違ってしまうと本来の目的からは遠ざかります。

例えば介護士時代の僕が、いくら努力してオムツ交換の技術を磨いたところで、それで人生変わるってことはなかったでしょう。
(てか、実際何も変わらなかったです)

お年寄りをベッドから車椅子への移乗させる技術を磨いても、何も変わらなかったでしょう。

車椅子の洗い方のスキルを学んでも、何も変わらなかったでしょう。

それらは僕が自己中心的な人生を歩めることには何ら影響力を持たないからです。

学ぶにしても、行動するにしても、人生の目的を達成することに影響力があるか否かを基準にしたいですね。

ではでは。

 

PPS.

僕はチキン南蛮をこよなく愛しています。

僕が住む宮崎県というところは、どの飲食店に入ってもメニューにほぼ100%チキン南蛮があります。

で、僕は「初めて行く店では必ずチキン南蛮を注文する」という謎のマイルールを設けてます(笑)

チキン南蛮の味でその店の実力を図る的なね。

チキン南蛮でも各店によって微妙に味が違うんで、その店のカラーみたいなのが色濃く出るのも楽しみ方のひとつです。

ちなみに僕好みのチキン南蛮は、甘酢にどっぷり漬かって衣がしなっしなになってて、その上に頭イカれてる位デロッデロンのタルタルソースが乗ってるタイプです。

なんだかんだで身体に悪そうな食べ物は美味いっすからね(笑)

それでは枝井でした^^

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